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ビール大手の面白い関係?

 ミクトモさんがビール工場に行かれた。

それを見て「思い出した」話。

 昔、大手スーパーで酒の担当をしていた。

当然、ビールも販売していたので、四大メーカーの担当者とも親しくしていた。

 ある日、サントリーの担当者が「ビールを頼む」と言って来た。

私「サントリーさんはウィスキー屋さんだからビールは良いでしょう」と笑って言うと「ウィスキーだけでは食べて行けないので、ビールも頼む」と。

別の日。他のメーカーの担当者とサントリーの担当者が一緒になった。

他のメーカーの担当者からも「サントリーさんはビールは良いでしょう。私の所はビールを売らないと潰れますよ」と。

 さて、「四大メーカー」とは「アサヒ」「キリン」「サッポロ」「サントリー

この四社。「面白い」関係と思える。

特に「キリン」と「アサヒ」が面白い。

 戦前、「アサヒ」のシェアは「約80%」キリンが「20%」

アサヒが圧倒的に強かった。

しかし、戦後「GHQ」からアサヒの強さに目を付けられた。

要は「財閥解体」で出来たのが「サッポロ」

 これで「アサヒ」はキリンに抜かれる事になった。

そこで「アサヒ」は「キリンに追いつけ、追い越せ」と「アサヒ スタイニ」の小瓶を販売。

そして、キリンを追い抜くことになったのが「スーパードライ

 「キリン」は何とか「首位奪回」とラガーや一番絞りで対抗するが、アサヒには勝てない。

そこで出したのが「発泡酒」の「たん麗」

 これが出た時の事を良く覚えている。

今では「飲酒運転」との関係で無くなったが、当時は売り場での「試飲会」があった。

一口飲んだ、お客さん「ビールと一緒で安い」と直ぐに売れ筋商品に。

 チラシを入れたり、メーカーが景品をケースに付けて販売すると土日などには100ケース入れても「3日」持たなかった。

何しろ「一番の売れ筋」

 「アサヒ」は「我々はビールを売る」と発砲酒は発売しなかった。

しかし。キリンの凄さを見て、遅まきながらも発売。

それでも「たん麗」には勝てなかった。

 キリンの広告に「ビールと発泡酒を合わせてシェアNO1」

それに対抗した「アサヒ」は「ビールではNO1」

 この2社。営業マンが「必読」と言われる「ランチェスターの法則」でも「良いライバル」である。

今は良く解らないが、アサヒもキリンもシェアは約33%。

これが「壷」でランチェスターの法則では「シェアが七割を超えると危ない」と。

それは「一人勝ちでライバルがいないから」

 「一番良い」と言われるのは「三割強」これだとライバルが出来、お互いに「切磋琢磨」しあうので、市場は成長し、会社の利益もたらす。

 サントリーとサッポロもお互いに「約15%」

これも良い関係で、シェアが同じ会社も同じなのである。